以前(10年くらい前)だったらカレー+プリンの組み合わせってだけで奇を衒えたものだが、最近はそういうわけにはいかないようだ。
平らげて言ってしまえば、ネタに全力で喰い付いて、出されたご飯をいちいち皿まで舐めてたら疲れるということか。まあ、寒いしなあ(気候的に)。
それはさておき、久しぶりにカレーを作った。
いつも適当に作ってるけどいつもほど適当ではなかったので、メモを残しておく。
①じゃがいもと人参をよく炒めた。昨年のカレー需要を大きく上回る量につき消費しきれなかった業務用甘口バーモンドカレーのパッケージレシピの、「よく炒めましょう」って書いてある部分に『よく炒めるってどんくらいだよわかんねーYO』と正論をぶつけながら15分くらい炒めた。結局、どれくらい炒めればいいのかどころか、このあとカレー鍋でグツグツと煮るその前に何ゆえ炒めなきゃならんのかすら合理的な説明がないまま美味しく火が通って食べごろに。調べた感じだと、煮崩れ防止だの脂溶性ビタミンのためだのそれっぽいことは書いてあるが、果たして信用できるかは、未だ知れず。
②カレーを赤ワインで煮た。ほぼ赤ワインで若干量の水道水。なんかおしゃれっぽいじゃんね見た目的に。ワイン煮込みとか作っちゃう俺カッコイイとかそういう系を狙ったのかもしれないが、使ったワインがペットボトル入りだって?そんなものをありがたがっているようじゃ、本当に美味いカレーを作りたがっているのか怪しいもんだ。明日またここに来てください。本当に旨いカレーをお見せしますよ。パッケージの裏に書いてあるとおりに作るんです。正直赤ワインはあまり好きじゃなかったけれど、ちょっと飲む分には余裕でうまいと思った。うまいのでカレーに入れる分をかなりケチったら水分足りなくなってドロッドロ通り越してベッタベタなカレーになってしまったのは言うまでもない。ドンマイ。
③ガラムマサラを使った。肉と同じくらい高かった。肉とガラムマサラを比較した場合、肉だけあれば晩飯の用は足りるが、ガラムマサラだけあっても食事にはなり得ないのだ。苦渋の選択ではあったが、ガラムマサラと肉、そしてプリンを茶色いカゴに放り込んだ私は、客もまばらなスーパーのレジに並ぶのだった。本当は隠し味にチーズを入れようと思ったのだが、もうおばちゃんがバーコード読み取り始めてたので忘れることにした。ガラムマサラはねえ、こう、なんつーかインドっぽい。インドカレー屋の芳香と形容できる独特な臭い。そして味もなんかインド。これを鶏肉の下味にたっぷり付けて、風味よく焼いたものを贅沢に使った本日のカレーだが、バーモンドカレー甘口がもはや甘口に感じられない程度には効能があったといえる。とは言え味にそこまでの深みが加わったともいえず、一手間も二手間もかけた割りに微妙に物足りなさが残ったとこの舌が饒舌に述べていることを食後感として語っておこう。
④プリン?ああ、合わねえよカレーにプリンはwww